連続ドラマはまともに見ることが出来ないので、一話完結ドラマが好き。
最近見た 아빠는 변태중 が面白かったのでご紹介。
完全ネタばれ注意!
(台詞はわかりやすくまとめてるよ。ドラマ動画へのリンクは一番下に)
なぜか雑誌の筋肉ムキムキ男の写真をこっそり見ていた父 ピョン・テジュン(ソン・ジル)
因みに韓国語でピョンテジュンというと、変態中(変態行為をしている最中)という意味にもなる。
節約上手の妻ミラ(パン・ウニ) 「あなたどうしてこんな写真見てるの?」
浪人生の娘シネ(ペ・ヌリ) 「お父さんパンは太るからだめよ」
テジュンの家の1階に下宿しているソウル大の大学生ジヨン(ハン・グル)
ジヨン「窓のがたつきと蛇口の故障早く直してください!」
ミラ「そういうのは、間借りしている人が自分でなんとかするのよ。うちの家計も楽じゃないし・・・」
ジヨン「そういうこと言うんでしたら出て行きますから、保証金今すぐ返してください。それと不動産費用も負担してください」
ミラ・テジュン「いやそんなこと言わなくても・・・」
会社のジャケットを着て出勤するテジュン。
銀行の窓口で貸出が難しいと言われる。
(回想シーン)実はテジュンは勤務する建設会社のメインルートからはずれ退職に追い込まれていた。
モデル事務所を経営する後輩のところを訪れるテジュン。
「すまないが、ヌードモデルはやっぱり無理だ。」
電話を取る後輩。
後輩「大事な取引先の現場にうちのモデルが来てないって。先輩頼むから行ってくれ!バイト代3倍払うから」
しぶしぶ大学の西洋画科を訪れるテジュン。
待合室には自信たっぷりの若いモデルが。
助手「テジュンさん。まだ脱いでなかったんですか?」
助手「どうしてパンツをはいてるんですか!仕事しないんですか?!」
テジュン「・・・わかりました。脱ぎます・・・」
「ああああ!!!」
結局モデルを出来なかったテジュン。
テジュン「君、家族はこのこと知らないから秘密にしてくれるかな」
ジヨン「おじさんの出方次第ですね」
テジュン「?」
後輩に謝るテジュン。
「職業に貴賎はないというけど、これはちょっと・・・」
後輩「先輩、これは仕事だし契約ですよ!」
テジュン「でも子どももいるし・・・」
後輩「そう!子供がいますよね。私も3人子供がいるけど、子供のためならパンツ脱いでそのへん走り回ってもいいですよ!」
後輩「先輩は腰の手術して肉体労働も出来ないじゃないですか!」
テジュンは以前建設反対運動の件で会社のために立ちふさがって腰を怪我していた。
仕方なく運転代行をするテジュン。
退職金も知り合いの工場の拡張資金に貸してしまい家族に内緒にしている。
ジヨンに弱みに付け込まれ、自らジヨンの部屋を修理するテジュン。
ジヨンの父はすでに亡くなっていた。
ジヨン「中年モデルのヌードデッサンは若いモデルより難しいんです。その人の人生の痛みがあらわれているから・・・・」
ジヨンに薦められた映画『フルモンティ』を見て踊るテジュン。
別の日、ジヨンの部屋のシャワーを修理中にずぶぬれになるテジュン。
背中には手術跡が。
テジュン「家族にもあんまり見せないようにしてるんだよ」
父との仲を誤解し、酔ってジヨンにからむシネ。
取っ組み合いのけんかになって止めにはいるテジュン。
シネ「パパ、私たちのことなんて興味ないんでしょ!お母さんスーパーでバイトしてるってしってる!?」
ショックを受け屋台で自棄酒を飲むテジュン。
金を貸した相手は電話に出ない。
家への帰り道、クリーニング屋のガラスに映った自分と話すテジュン。
「ただ座ってるだけならなにも変わらないぞ」
突然服を脱ぎだすテジュン。
翌朝。
ミラ「シネ。予備校終わったら早く帰ってきなさい。昨日クリーニング屋のところで変態が出たらしいのよ」
シネ「どうでもいいよ。変態はうちにいるでしょ」
むせるビョン・テジュン。
後輩にヌードモデルをやるとつげた後、運転代行の現場に行くテジュン。
若い男の車に乗ってきた連れは、娘のシネだった。
シネ「パパ・・・」
テジュン「私がお父さんにすごく似てるみたいですね・・・」
再びヌードデッサンの現場に来たテジュン。
とそこへ、ミラが現れる。
ミラ「あなた50になる男が一体何してるの!朝から仕事探して見つかったのがこんな仕事なの?」
テジュン「ごめん。でもこの仕事で自信を取り戻したいんだ。」
ミラ「あなたはいつも自分で全部決めて・・・ぜんぶ自分がやるからって会社に人生をささげてて結局こんな風にクビになって。」
ミラ「ぜんぶ自分でうまくやるといいわ。私たちは勝手にうまくやるから連絡しないで」
デッサン室に入りパンツを下ろすテジュン。
人生の痛みを表現する。
腰には手術跡が。
ジヨンは一心不乱にデッサンする。
妻と娘は家を出て、一人で家にいるテジュン。
ジヨンがシネに会い、クロッキー展の招待状を母親に渡すよう伝える。
クロッキー展を訪れるテジュン。
教授「今回の展示会はひとりのモデルの絵だけを選びました。」「腹筋は割れていないですが、我々の父親の生を表現しています。」
背中を描いたジヨンの絵が大賞に。
ミラ「まったくはずかしいったらないわね」「元祖保守のピョン・テジュンがヌードモデルだなんて」
「あなたこれからもこの仕事続けるつもり?」
テジュン「ああ、これからも脱ぐよ。君の前だけでね」
「行くなよ。ミラ」
おしまい。
<感想>
途中ででてくるけど傑作映画『フルモンティ』のオマージュ。
最近人気のソン・ジルが主演。持ち味の朴訥な感じがピッタリ。
ハン・グルはいいね~。そしてペ・ヌリもいいね~。
この二人はスタイルもすごいんだよね~(アホ)
仕事一筋のお父さんが職を失って家族の信頼も失って、ふとしたきっかけで大切なものを取り戻すドラマがとてもいいね。
因みにこのドラマ、記事が途中になっているドラマ『思春期メドレー』と同じプロデューサーと脚本家によるもの。
My Dad is a Nude Model (68分、英語字幕)
http://youtu.be/J-Qa27EwwUo
動画埋め込めないので、曲を一曲。
Donna Summer/Hot Stuff
http://youtu.be/mRwjYZzvGkY