韓国映画『華麗な外出/Love Lesson』(2013/80分)
監督: コ・ギョンア
出演: キム・ソニョン、ビョン・ジュンソク 他
<あらすじ>
人気作曲家ヒス(キム・ソニョン)は自宅マンションのエレベーターの中で男と抱き合っているところを美大を目指して浪人中のスンホ(ビョン・ジュンソク)に目撃される。
偶然ヒスの講演を聴いたスンホは、ヒスからサインとともに携帯番号をもらう。ヒスの自宅を訪れたスンホはヒスからセックスの手ほどきをうける関係になる。ヒスにとってスンホとの情事は作曲のインスピレーションを受けるものでもあったが、それにはヒスの過去が関係していて・・・
<感想>
どこかで見たような薄っぺらいストーリー。
キム・ソニョンの演技は・・・だが、スタイルはいいね。
この手の映画の場合、まずは絶妙なアングルのチラリズムで男を刺激して、触らせてからもどれだけじらすかがポイントになると思うんだけど、割とあっさりと体を許してしまう。まあそういう時代だしねぇ。
で、もう一つのポイントは主役女性とライバルとなる若手で、新人のキム・ダビンがいちおうその役割を担う。なかなかの美人で声もセクシーでいいんだけど・・・脱がないんだなこれが。
これは話を深める&男性客の満足度という二つの意味で非常に重要なはずなのに、話にほとんど絡まなくて残念。
この映画に限らず韓国の官能映画はあんまり情緒が無い。ネットにそのものずばりの動画が転がってるご時勢に、わざわざ映画にするんだからただ見せれば良いってもんじゃないでしょ。
会いたいのに会えないじれったさも携帯電話の存在で表現しにくいよね。
『青いパパイヤの香り』とか『髪結いの亭主』とかああいう匂いたつようなエロティックな韓国映画を見てみたいなぁ。
★★☆☆☆