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Channel: 男の韓国エンタメブログ『MK』
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韓国映画『執行者/집행자』感想

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よんきび。さんからコメントで教えて頂いた韓国映画『執行者』をさっそく見てみた。

よんきび。さんのこの映画のレビューはこちらのエントリーで。

google playにて1,000ウォンと良心的な値段だったので購入。こういうのはありがたいね。

監督チェ・ジノ。出演チョ・ジェヒョン、ユン・ゲサン(元god)、チャ・スヨン
2009年公開。


<あらすじ>
新人刑務官(교도관)ジェギョン(ユン・ゲサン)はと、最初はまどいながらも刑務官としての仕事に慣れていく。時に絶対的な力で服役囚を押さえつける術も先輩刑務官ジョンホ(チョ・ジェヒョン)から学ぶ。一方ジェギュンの彼女(チャ・スヨン)は妊娠するが、ふたりは不安定な現状で子どもを生むかどうか迷い、ジェギュンは彼女に「少し考える時間がほしい」と告げる。
そんな折、法務部長官は死刑囚への死刑執行命令書にサインをし、ジェギュンの務める刑務所でも3人の死刑囚に死刑が執行されることに。
10年ぶりの死刑執行に、経験がある刑務官は古株(パク・インファン))の一人だけ。皆嫌がる執行する役をくじびきでジェギュンも担当することになる。
法の執行とはいえ人の命を奪うことに苦悩する刑務官たち。そして自分の子どもに対するジェギュンの決断は・・・


<脚本が中途半端>
韓国での死刑執行が実際に長く行われていない状況で、ことさら問題提起するにはそれなりの意図があるはずだと思う。この映画の場合、死刑執行(絞首刑)を現場で担当する刑務官の苦悩にスポットライトを当てているんだけど、あまり深みが無い。
ジェギュンは終止ぐだぐだと迷い、主体的に判断する様子は見られず、一番責任感があるであろうジョンホも執行後にみせる無様な様子は、逆にストーリーから深刻さを奪っているように見えた。
もう少しドキュメンタリータッチに徹するか、ドラマ的要素を強くするか、どちらかにすべきだったのでは。


劇中紅一点のチャ・スヨンちゃんはやっぱり素敵。演技は自然だし、たたずまいが魅力的。薄幸の美人役なら彼女かスエで決まりだね。

★★☆☆☆(スヨンちゃんのファンなら★+1)

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