韓国映画『ヨンガシ』（邦題『ヨンガシ 変異増殖』/2012/109分）
監督： パク・チョンウ
出演： キム・ミョンミン、ムン・ジョンヒ、キム・ドンワン
韓国版を鑑賞
＜あらすじ＞
製薬会社の営業マン・ジェヒョク（キム・ミョンミン）は多忙で妻ギョンスン（ムン・ジョンヒ）と二人の子どもをかまってやれずストレスばかり溜まる日々を送っている。ジェヒョクの実弟ジェピル（キム・ドンワン）は兄をも巻き込んだ株の失敗を取り返そうと本業の刑事の仕事そっちのけで注目株を探している。
そんなある日、ソウルの小川で変死体が発見される、同様の水死体の発見が爆発的な勢いで全国に広がっていく。その原因は、人の体内に寄生、成長しやがて宿主を操って溺死させる変種の寄生虫ヨンガシだった。
やがてジェヒョクの妻子にも寄生の症状が見られ・・・
＜感想＞
退屈なパニック映画。
見た目が普通の寄生虫というインパクトの無さ、ストーリーの弱さ、主演陣の華の無さから109分が長く感じた。
それぞれの登場人物が自分勝手に文句ばっかり言っている印象で見ているほうがイライラ。それが現実かもしれないけどそんなの誰も映画で見たくは無いわけで・・・
科学者の仕事がしたいのに落ちぶれて文句をたれながら製薬会社の営業をしているジェヒョクが、事件を通じて成長する姿がドラマの中心となって・・・・いそうで、そうでもないのが致命的。
ドラマがないパニック映画はもういらない。
！！！注意 これ以降ネタバレあり！！！
ジェヒョクが治療薬を何とかするのは最初から分かっていること。そこにどんな仕掛けがあるのかとかすかな期待で最後まで見たけど・・・
おかしい・・・もうそろそろ薬作るって思わないと映画終わっちゃう・・・
主役「！（ひらめいた！）」
材料をとりにいって固めればいいんだ！
ズコーーーーーーーー！！！
最低限そのヒントを得るシーンを前のほうで伏線にするとか、冒頭の飲み屋で化学式云々のシーンを伏線にするとか・・・
ほかにも脚本は穴だらけでつっこむ気もしない。ラストもひっどい。
水死体が川に浮きまくる冒頭のインパクトだけの映画。
余談だけど、私が監督だったら、妻役のムン・ジョンヒを主役にして、人妻のセクシーショット満載で薬を何とかする映画にするね。
この映画でもそうだけど、彼女はちょっと鈍くて幸薄い妻の役が多い女優。でも実はとてもセクシーだとおもっている。だれか彼女の魅力を引き出す映画とらないかなぁ。
★★☆☆☆