『キャビン』2012
韓国語字幕版鑑賞。
90分程度で濃密に気軽に楽しめるホラーSF映画。グロあり。
!!!注意 ネタバレあり!!!
<あらすじ>
大学生4人が遊びに行ったのはとある森の中にある山小屋。しかしそれは仕組まれたものだった。
世界は古くからあらぶる神を沈める為に、定期的にあるタイプ毎の若者の死と血をささげていた。そのための機関が世界各国にあり、人々が恐れる異形の存在を利用し儀式を続けてきたが、だんだん人々が恐れを知らなくなったのか疑い深くなったのかほとんどの支部は失敗し崩壊していて、儀式を遂行できるのはアメリカと日本の支部だけ。
果たして今回の儀式は成功するのか?
<感想>
しょっぱなから下着姿を拝める主演のクリステン・コノリーは、アジア的な感じもちょっとしてとてもキュート。
体育会系役に「ソー」ことクリス・ヘムズワース
オタク役にフラン・クランツ
ちゃんとしたホラー映画風の前半。お色気、役割分担など基本に忠実に見せてくれる。ただ違うのはそれが全部仕組まれたものだというのが最初から示されること。地下にある施設で社員たち?が仕事としてこなしている姿が面白い。
ここまででも十分面白いんだけど、オタクの意外な活躍によって儀式が破綻する後半からが・・・
超絶おもろい!!
まず日本支部は学校の幽霊的なクリーチャーが、霊能小学生によって鎮められ初の作戦失敗。短いシーンだけどクオリティが高くて、ジャパニーズホラーへの敬意が示されているようでなんだかうれしくなった。
残されたのはアメリカ支部だけ。これで失敗すれば神が復活して世界崩壊。
二人が山小屋の地下から機関にエレベーターで乗り込むところから怒涛の見せ場の連続!
山小屋ではでてくるクリーチャーはゾンビ一家(生贄たちが直接選ばされた。)だけだったんだけど、ここから映画に出てくるクリーチャーのオンパレード。とにかくキモくて美しい。
エレベーターがチーン。
モンスターがズギャー!
血がドバー!!
アメリカ支部は壊滅。
一方ふたりは最深部の儀式の中枢、つまり破壊神の真上に到着。
そこで登場シガニー・ウィーバー!?
シガニー「オタクが死なないと世界は破滅よ」
女学生「わたしは?」
シガニー「処女は死んでも死ななくてもいいのよ」
女学生「でもわたし処女じゃな・・・」
シガニー「大体でいいのよ」
女学生「オタク死んで・・・」銃をスチャッ!
狼男が女学生をガブー!
オタクがシガニーを突き落とす。
オタク&処女「どっちみち死ぬしもういいや・・・」
世界崩壊。
おしまい。なんというバッドエンド。
★★★★☆
↧
映画『キャビン』感想
↧