前回
http://ameblo.jp/horrangi/entry-12022476589.html
70年代にアメリカから始まったヒップホップ文化が韓国に入ってきたのは90年代から。
でもそこは海外の文化だからやっぱり精神的なものよりスタイルから先に入ってきたみたい。
韓国で最初に一般的にヒップホップ風の曲として認知されたのが92年にデビューしたソテジワァアイドゥルのこの曲。
서태지와 아이들 - 난 알아요 M/V
https://youtu.be/OEDHEzs5kyk
ソテジは、女優イ・ジアとの結婚~離婚のあと去年復活してたよね。
メンバーの一人がYGエンターテイメントをつくったヤン・ヒョンソク(ここ重要)。
YG所属のビッグバン、2NE1の活躍についていまさら言及することもないでしょう。
さて、MVを見てもらっても分かるとおり、ばりばりのヒップホップとはちょっと違うよね?
もう一組ヒップホップ的スタイルで人気を得たのが94年デビューのDJ.DOC
[MV] DJ DOC - 슈퍼맨의 비애.avi
https://youtu.be/FgPtwmPO6c0
上の2チームともヒップホップ的なスキルという面で見れば未熟だと思う。
でも当時若者に熱狂を持って受け入れられたのは、理由があるはず。
個人的な意見だけど、軍事独裁から文民政権へのソフトランディング(民主化)を迎え、若者が自由な空気を表現したいという強い欲求があり、その手段としてヒップホップという形が新鮮味をもって受け入れられたのかなぁと。
上の2チームはその後ヒップホップアーティストとして専門性を追及することは無かった。
彼らと同世代でより本格的(実質韓国最初の)ヒップポップアーティストと言われるのがDEUX(デュース)の2人組。
メンバーの死により実質2年しか活動しなかったんだけど、93年のセカンドアルバムDEUXISMはヒップホップ色が強く出たアルバムと評価されている。
Public Enemyのファーストアルバムからサンプリングしてるらしいけどその辺はよくわからない(爆)
우리는 -- 듀스
https://youtu.be/EzQJsti_Pmw
ともかく、こうしてこの3チームによって韓国にヒップホップの空気というものが取りいれられたことは間違いないようで・・・
つづく
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【韓国GGラップよもやま話】韓国HIPHOP前夜
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