韓国映画『神の一手』(2014、118分)
監督:チョ・ボムグ
出演:チョン・ウソン、イ・ボムス、アン・ソンギ、キム・イングォン、イ・シヨン、アン・ギルガン、イ・ドギョン、チェ・ジニョク 他
<あらすじ>
プロ棋士のテソク(チョン・ウソン)は、実兄の賭け囲碁に巻き込まれ、その結果兄殺しの濡れ衣を着せられ刑務所に収監される。
兄の敵をとるために喧嘩の特訓をするとともに、独房で姿の見えない隣室の謎の高手(上手い指し手)と囲碁の腕も磨く。
出所したテシクの作戦が始まる・・・
<感想>
漫画原作っぽい雰囲気だけどオリジナルシナリオだそう。
囲碁アクションと銘うたれた本作、囲碁で決着をつけても結局殺し合いになるので対局シーンの緊張感がだんだん薄れてくる。囲碁アクションというより「囲碁とアクション」だね。
それと指し手がより高手の支持を受けながら指すシーンが多いんだけどお互いに「代打ちで」とはならないんだね。
その他の展開にも練り込みが甘い部分がちらほらと。
とはいえ、導入の韓国らしい残虐シーン、刑務所での訓練から最初の復讐と仲間集めの部分は十分楽しめる。
チョン・ウソンのファンなら相変わらずのカッコ良さとアクションで満足できるはず。
助演も豪華で、
イ・ボムスは凶悪な役がよく似合う。(ドラマ『アイリス2』もよかった)
盲目の名手役のアン・ソンギは『武士』以来二度目のチョン・ウソンとの共演になるんだろうか。この二人が画面に映ってるだけで華がある。
チェ・ジニョクがチョン・ウソンと裸で対局するシーンは女性ファンへのサービスかな(笑)
キム・イングォンはさすがの名助演っぷり。
豪華すぎてキャラクターの消化不足という気もするけど、そこは回収されなかった伏線も含めて続編でということだろうか。興行収入もたしか悪くなかったような記憶がある。
★★★☆☆
「神の一手」予告編
http://youtu.be/a-7J-2YcvPI