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韓国映画『10人の泥棒たち』感想

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韓国で1298万人が見たという韓国史上最大のヒット作。日本でも公開されたので短めに。

事前情報をほとんど入れずに韓国版を鑑賞。監督はチェ・ドンフン。

 


!!!注意 ネタバレ含む!!!

 

韓国と中国の泥棒たちが集まったチームが、マカオのカジノにある宝石『太陽の涙』を狙うという『オーシャンズ11』的ストーリー。

まあ泥棒たちなわけだから裏切りは当然あるわけだけど、誤解も含めてほとんど全員裏切るところが韓国&中国的?でイイ。

穴だらけのストーリー展開だけど前半はキャラクターの魅力で見せて、後半の怒涛のアクションがすばらしい。

釜山のアパートでの銃撃戦と、壁をワイヤーで降りながら戦うシーンは文句なしに面白い。

外国語があるためか本人による吹き替えになっていて開始1時間くらいは気になって仕方なかった。とくにチョン・ジヒョンが声優の素質があるのか本人でなくキャラクターの声になっていて違和感があった。

 

ではここで私的おきにいり泥棒ランキング~

 

第1位:エニコル(チョン・ジヒョン)

彼女の持ち味であるちょっとおばかでセクシーな感じが堪能できる。

男ごころをくすぐるとはこのことだね。キム・スヒョンとのキスシーンもよかった。うらやましいぞスヒョン君!

今年某所で本人を見たんだけど、実際もとても魅力的な女優さんだった。

 

第2位:ポパイ(イ・ジョンジェ)

お気に入りイ・ジョンジェ。ちょっと軽薄な感じのハンサム役はなかなかいい。

終盤で車道を渡る途中で車にはねられる長まわしシーンが本人っぽかったんだけど、けっこうな勢いでははねられてて心配しながらも、なさけない結末で笑っちゃったよ。

 

第3位:アンドリュー(オ・ダルス)

でました名脇役オ・ダルス。中国語(普通語)をあやつる韓国人役なんだけど、序盤でチョン・ジヒョンに痛い目にあって韓国語を使っちゃう場面で「顔見たら韓国人って分かるだろ!」とか、途中で「朝鮮族」って言われて「ソウル出身だよ!」ってむきになったりそんな感じ。顔だけでもう笑っちゃう。思いのほか出番が多くてよかった。

 

第4位:噛んでたガム(キム・ヘスク)

放送中のドラマ『怪しい家政婦』でもけっこう変わった役を演じている個性派女優キム・ヘスク。サイモン・ヤム演じるチェンとの怪しげな日本語での会話から恋仲になる流れはなかなかよかった。二人で逃亡するシーンはアクションも楽しかったし、クラッシュして死ぬシーンは、ザック・スナイダーばりのスローモーションでちょっと切なくなった。

 

 

 

緻密な泥棒作戦を期待していた部分は見事に裏切られたけど、後半のアクションで十分満足。中国チームにもそれなりに見せ場がありお祭り映画としては合格点じゃないかな。

失敗できない作品を楽しめるものに仕上げたチェ監督にはおみごとと言いたい。
最後に、特別出演のシン・ハギュンあいかわらずいい味出すね~。

 

★★★☆☆


追記:さすが主役に言及しないのは情報ブログとして失格なので・・・
主役は『チェイサー』『哀しき獣』のキム・ユンソク。正直彼のキャラクターはもっと掘り下げてほしかった。ま、続編があるでしょ。
ヒロイン役にキム・ヘス。もともと彼女が苦手・・・チョン・ジヒョンとの対比は悪くなかったけどね。


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